アヌエヌエのナイロン弦モデルです。
以前からナイロンも一本あるといいなと思ってたけど、弾く機会もそう多くはないだろうし、無ければ無いで我慢できるので購入には至りませんでした。自制ってやつですね。ところが買っちゃってもいいんじゃない?って理由が現れたんです。
妻が昔弾いていたクラギをうん十年振りに再開したんだけど、少し小さいクラギが欲しいと言い出したのです。これはいいぞ〜って感じですよ。ギター買うの楽しいからね。妻の持ち物になるから僕がギターを増やす後ろめたさもない(笑)
小さいクラギと聞いて、すぐにアヌエヌエを思い浮かべました。人気あリますよね。
この話が出たのが2019年の正月休み。僕は勤め先が御茶ノ水なんで、早速仕事始めの日の会社帰りにギター屋さんに。こういう時の行動は早いです(笑)。お目当てはマホガニーモデルのMN14。お手頃価格が決め手です。
しかしギターって見比べたり弾き比べたりしちゃだめですね。MN14の隣にMN214っていうのがあったんですよ。単版トップでローズウッドのモデル。弾いてみたら全然違うじゃない。なんとも言えず甘くて深い音。そして色白で清楚な顔付き。ロゼッタもバインディングも美しい。でも価格が全く違うんです。これは悩みました。しばらく試奏してて思ったのは、このギターが家にあったら僕も沢山弾くだろうってこと。二人で弾けば有効活用できる。もはや妻にプレゼントするっていう目的は口実になってました。新年特価に加えて追加値引きもしてくれたので、購入決定。
アヌエヌエの情報は沢山あるので、お気に入りポイントだけ挙げると、
①小さすぎない絶妙な弦長(610mm)
②細すぎない絶妙なネック幅(48mm)
③十分な音量とアコギと対比しやすい音質
④ルックスの美しさ
要は、アコギ弾きが違和感なく楽しめるクラギって感じです。
僕が持ってるミニギターとのサイズ比較
aNueNue | GSmini | Nocturne | |
---|---|---|---|
弦長 | 610mm | 597mm | 570mm |
ネック幅 | 48mm | 42.5mm | 43mm |
Body長 | 425mm | 448mm | 416mm |
Body幅 | 341mm | 365mm | 300mm |
Body厚 | 111mm | 101mm | 85mm |
ボディーの大きさはTaylorのGSminiよりも小さいけど、弦長は少し長い。そして特徴的なのが胴厚が深いこと。これが豊かな音量と音質に繋がっているんだと思います。
ちなみにミニギターで気を付けたほうがいいのはボディーの幅。細すぎると座って弾く時にギターの位置が下になって弾きづらいんです。上の表に書いたギターなら僕は問題なし。
このギターを弾いてて思ったのは、ローズウッドだからか響きすぎて多少もわっとした感じになること。これが気持ち良いとも言えるんだけど、少しピッキングを調整するなどしてパリっとした音を出すといいかなと思ってます。
ギター紹介のBLOGは、ウダウダ文章書くより音を紹介したほうがいいですよね。このBLOGのために1曲弾きました。「書きおろし」ならぬ「弾きおろし」(笑)。ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の主題曲「いつも何度でも」です。是非聞いてください!
- Top:Solid Swiss Spruce
- Body:Solid Indian Rosewood
- Neck:Mahogany
- Fingerboard:Ebony
- Bridge:Rosewood
- Scale:610mm
- Nut Width: 48.0mm
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