僕が演奏動画をYouTubeに投稿する理由は、練習を重ねて出来上がった音楽、自分でアレンジして出来上がった音楽を記録として残しておきたいから。PCやスマホの中に残すだけでもいいんじゃないか? それだとやる気が継続しないんですよね。投稿することを目標にすると、少しでも完成度の高い演奏にしたい、そんな気持ちが湧いてきます。だから自分で満足がいくまで頑張って練習する。YouTubeがなかったら間違いなく今のようにギターに真剣になってなかったと思います。
Twitterも僕がギターを続ける大きな原動力です。特に「アコギ弾きましょうの会」は素晴らしい。第二土曜日にみんなでアコギ演奏を投稿する企画なんだけど、この日の投稿が僕の一つの目標になってるし、これによって新しい曲にもチャレンジ出来てます。
参加してる皆さんの演奏を聞くのも楽しみ。いいなと思う演奏、頑張ってるのが伝わってきて何だか嬉しくなる演奏、奏法のヒントを得ることもあるし、ここで初めて知るソロギター曲も沢山あります。
そして、投稿した演奏動画に対して、いいねをもらったりコメントをもらったりするのは本当に嬉しいものです。褒めてもらえたら、例えそれがお世辞だとわかっても、また頑張ってギター練習しようって気になります。人の言葉の力は大きいんですね。
でも、いつも褒めあってばかりだと、ちょっと面白くないと思ったりもするんです。アドバイスがもらいたい時もあるし、良くない所は良くないと言ってもらったほうがいい。そう考える人は僕以外にもいるんじゃないのかな。
例えば、僕の妻は素直な感想・意見を言ってくれます。「奇麗だけど演奏に勢いがない」とか「繰り返しの部分が単調だ」とか。アレンジに対してなら「そのブンチャンブンチャンのリズム、ワンパターンで面白くない」とか。一方で褒めてくれることもあります。いつも褒められてるわけじゃないので、その時は嬉しいし自信も湧きます。また、アレンジのアイデアをくれることもあります。妻は家事をしながらなんとなく演奏を聞いてる程度だけど、尋ねれば感想は言ってくれます(面倒がってるかは知らない(笑))。
それを聞いた僕は、なるほど〜と思ったことは取り入れて練習します。アレンジのアイデアもいくつか採用しました。これはほんと感謝。でも自分が納得しない意見・アドバイスは無視です(笑)。スキル的に自分に出来そうにない意見も無視します。人の意見の中から自分が好きな部分だけ聞いてるわけだから、何か言われてカチンとくることはありません。無視するのは言ってくれた人には申し訳ないですけどね。その時は「そこは自分はこう考えてるんだ」と聞かない理由を伝えてます。
意見を言うのも、言ってくれた意見を無視するのも、夫婦なら遠慮なく出来ても、他の人に対しては勇気が要りますよね。アドバイスのつもりが批判と受け止められて、嫌な気にさせてしまうかもしれない。どんな内容であれ指摘されたら気分悪いっていう人もいるでしょう。それでやる気を失っちゃう人もいるかもしれない。良かれと思ってコメントした結果、嫌われちゃうのも嫌ですしね。
褒めてばかりではなく、素直な感想や意見を言い合える場、それにはいくつか条件が必要そうです。
①演奏を投稿する時、アドバイスや指摘が欲しければ意思表示する。「アドバイス求む」「辛口コメント希望」「ダメ出し歓迎」とか? それ専用のコミュニティーがあったほうがいいかも。
②コメントを求めたからには、どんなことを言われても怒らず、ショックを受けずに聞く覚悟を持つ(意見を取り入れるかどうかは別の話)。
③コメントする側は、単なる批判じゃなく、対応(改善)可能な感想・意見・アドバイスをする。その際、演奏者のレベルを考えることも重要。単に「下手!」じゃ何の進歩も生まれない。でも「全体的に暗くてつまらないと思う」なら厳しいけど改善のしようがある(但し演奏者のスキルレベルによる)。
④コメントした人は、自分の意見が取り入れられなくてもそれを普通と考える。それで怒ったりしない。ましてや「もう二度とアドバイスなんかしてやらない」なんて考えない。意見は個人差があるんだから。但し、相手が一切他人の意見を聞かないタイプだとわかったら、コメントするのは止めですね。
⑤お互いに相手に敬意を払い、前向きなコミュニケーションをするように心がける。
なんか難しい感じになってきちゃいましたかね(笑)。そもそも他人の演奏に対して褒め言葉でない意見を言ったりアドバイスをする動機はあるんだろうか。それを言うためにはそれなりに真面目に演奏を聞かなくちゃいけないし。でもそういうことを楽しいと思う人は必ずいると思ってます。お互い様という面もある。
もう一つ課題。「その手のコメントは上級者にしか出来ないよ」っていう声がありそう。でも素直な感想に上級者も初心者もないし、もっと言うとギターが弾けない人の感想が参考になったりします。
相手のレベルに合ったアドバイスや指摘をするという点では、初心者に対しては初級者の話が、初級者には中級者の話が参考になるように思います。自分が直近で苦労して克服した経験は他の人にも役に立つはず。一方、上級者は、初心者が何に悩んでるか、何につまずいてるか、実感としてわからない(忘れてる)でしょうから。
別の観点では、人の演奏をよく聞いたり、思ったことを言葉で表現してみるのも、自分のレベルアップにつながるかもしれません。
なんか出来そうな感じになってきたかも(笑)
以上、僕のつぶやきでした。Twitterでやることではないかもしれないですけどね。
もし、辛口コメント、いや極辛・激辛コメントご所望の方がいらっしゃればお声掛けください(笑)。ちなみに、僕がよく行くカレー屋さんは、少辛<辛口<極辛<激辛の順です。激辛は50円プラス(笑)