見つけちゃいましたよ。ずっと探し求めてたパプーズ。押尾さんがカノンを弾いたあのパプーズ。南澤さんの「ソロギターのしらべ・ジブリ集」の表紙にも載ってるあのパプーズ。見つけた時は嬉しかったというか興奮しましたね。殆ど舞い上がり状態で即決購入しました。愛称はタコマのギターということで「タコちゃん」に(笑)
2017年10月、御茶ノ水のクロサワ楽器にウクレレを買いに行ったんです。そして会計を待ってる間、ぼんやりお店のギターを眺めてたら、なんとそこにPapooseがあるじゃないですか。聞いたら、その日に買い取りで入荷したばかりとのこと。ネットにも情報掲載する前だったかもしれません。
何をそんなに興奮してるのかというと、Papooseは今はもう生産していないんです。だからUSED品を探すしかない。でもなかなか見つからなかったんです。偶然の出会いってあるんですね。
僕のPapooseは押尾さんのと少し違う点があります。僕のはブリッジピンが無くて、弦のポールエンドをブリッジの穴に引っ掛けるタイプ。こちらがPapooseの初期モデルということで、レアみたいです。
ところで、一年前にも似たようなギター買わなかったっけ? そうなんです。パプーズが手に入らなかったので、その代わりにピッコロギターを買ったんでした。
ピッコロくんとPapooseは、どちらも普通のギターの5カポと同じチューニング(ADGCEA)。でもギターの大きさが随分違います。弦長はピッコロくんの 432mmに対して、Papooseは 490mm。ネック幅が確保されていることもプラスになって、指弾きの曲などもかなり弾きやすくなってます。ちなみに、ミニギターの K.Yairi Nocturne の弦長が
570mmなので、Papooseが相当小さいことに変わりはありません。
ピッコロ | Papoose | |
---|---|---|
弦長 | 432mm | 490mm |
ネック幅 | 42mm | 47mm |
Body長 | 300mm | 346mm |
Body幅 | 238mm | 279mm |
じゃぁ、もうピッコロくんは要らないんじゃない?って思うかもしれませんが、両方手に入れてわかったけど、ピッコロくんとPapooseは全く違います。
・ピッコロくんは繊細でキラキラ輝く音が魅力。Papooseはキラキラ感もありつつ、ピッコロくんと比べると太さが増して温もりを感じる音。音量も大きい。
・ピッコロくんのサイズの小ささ、持ち運びの容易さ、どこでも弾ける手軽さはPapooseでは太刀打ち出来ない。
・全般的にはPapooseのほうが演奏しやすいけど、ハイポジションに関して言うとネックの細いピッコロくんのほうが押さえやすい場合もあり。
最初Papooseの代替のつもりでピッコロくんを手に入れたんだけど、やっぱりそれぞれに特長・魅力があるわけで、両方持ってていいというのが結論です(笑)
Papooseもピッコロくんも低音はサスティーンが短めで多少ポコポコした感じになっちゃうのは仕方ないのかな。でも曲によってはそれを良さとして使えるんじゃないかとも思ってます。そして、高音を使った響きの愛らしさは普通のギターでは味わえません。このギターに合う曲を見つけて、このギターの良さを引き出せるようなアレンジを考えていきたいと思ってます。
- Top:Solid Ceder
- Body:Solid Mahogany
- Neck:Mahogany
- Fingerboard:Rosewood
- Bridge:Rosewood
- Scale:490mm
- Nut Width: 47.0mm
- Year:2001