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ウクレレ:Ceniza by T&K

<Ceniza by T&K Soprano Long Neck>

近所の楽器屋さんで「みんなでウクレレを弾いてみよう」的なイベントがあったんです。初心者向けのグループレッスンと先生のライブがセットになって参加無料。この年初めてウクレレを購入し、ウクレレって楽しいじゃんって思ってたところだったんで、楽器屋さんの勧めもありイベントに参加してみました。2009年10月のこと。

 

さすが楽器屋さんですね、イベント終了後にウクレレの試奏販売会がセットされてました。僕は自分のウクレレしか弾いたことがなくて、ウクレレの弾き比べはこの日が初めて。同じソプラノウクレレでも楽器によってかなり音が違うんですね。いろいろ弾いてるうちに、とっても深みがあって甘い音のするウクレレに出会いました。それがこれです。ソプラノ・ロングネック仕様。

 

相変わらずウクレレに関する知識は無いに等しかったんで、このウクレレがどこで作られたとかも全く知らないまま、とにかく音に魅了されて購入しました。これぞ正しい楽器の買い方か(笑)

 

でもそれじゃBLOG書けないなと思って、さっきこの楽器が何者かをネットで調べてみました(今頃調べるのもどうかしてますが)。

作られたのはハワイのオアフ島。ThomasさんとKatharineさんのご夫婦がやられていた工房の楽器だとか。製品名にも「by T&K」って入ってますね。2009年(まさに僕がこのウクレレを購入した年)に奥様のKatharineさんが亡くなられて、その後ウクレレ制作は行われていないそうです。だからもう新しい楽器は生まれてこないんですね(価格も僕が購入したときより随分高くなっている模様)。

 

そんな貴重な楽器が我が家にあったとは、今更ですがびっくりです。そしてまともにウクレレが弾けない僕がこの楽器を持ってていいんだろうかという思いも。宝の持ち腐れとは、こういうことを言うんでしょうね。

今、ポロンと弾いてみましたけど、ほんといい音がします。