<Ibanez EPW15LTD-OPN>
僕は小さいギターが好きで、TaylorのGS mini、K.YairiのNocturne を愛用しているんですけど、これは究極のミニギター。弦長が432mmしかありません(一般的なアコギは640~650mm)。テナー・ウクレレと同じ位のサイズ。指でつまんで持てるぐらいコンパクトで軽い。車の運転席でも弾ける(笑)。可愛い奴です。僕はいつも「ピッコロくん」って呼んでます。2016年11月に購入。
チューニングは普通のギターの5カポと同じで、開放弦を弾くと ADGCEA の音が鳴ります。このタイプのギターで有名なのはヤマハのギタレレですね。でもあれはナイロン弦。5カポチューニングのスチール弦と言うと、押尾コータローさんが使っている TACOMAのPAPOOSE があるけど、今は販売していないのでなかなか手に入らない。
そんなわけでスチール弦のこのサイズのギターをずっと探して求めてたんだけど、それは無いものと思い込んでました。だからふと立ち寄った島倉楽器さんでピッコロくんを見つけた時はびっくり。前提知識は何もなかったけど速攻で購入しました。
時々で、販売してるモデルの材や色が違うみたいだけど、僕のはシンプルなスプルーストップのモデルです。他のモデルに比べると清楚な顔付きで、ブルーが入ったバインディングもかっこよく、ルックス気に入ってます。近づいて見るとバインディングとかちょっと安っぽい感じもするんだけど、価格が2万円程度だから仕方ないかな。
弦長が短い分、フレットの間隔が狭くなり、加えてネックが細いので、特に指弾きするのは慣れるまで少し時間がかかりました。それと座ってギターを抱えたとき、ギターが小さいために普通のギターと比べるとギターの位置が低くなります。そういった面で弾きづらさがあるのは理解しておいたほうがいいですね。ギターの位置についてはストラップを付けて調整すれば弾きやすくなると思います。それからボディーが小さいので音量が出ないのは仕方ないでしょう。
そんな難点もあるけれど、とっても愛らしい音がします。キラキラ輝くような音。音域が上がる点も含めて、このキラキラ感がこのギターの魅力だと思います。
弦長が短いためにライトゲージだと結構ゆるゆるの感じがして、ミディアム弦を張ったことがあるんだけど、音が太くなる反面、キラキラ感が薄れてしまいました。ゆるゆる前提でライトゲージを張るのがいいのかなって思ってます。
下にピッコロくんの演奏動画を載せました。上の紹介文と合わせて、興味を持たれた方がいれば、価格2万円程度ですから趣味の1本として試してみたらいかがでしょう。ちなみに、このギターを買って僕がツイッターで宣伝した後、3名の方が同じギターを買いました。僕、ピッコロくんの営業マンとしてやっていけるかもです(笑)
- Top:Spruce
- Body:Mahogany
- Neck:Mahogany
- Fingerboard:Rosewood
- Bridge:Rosewood
- Scale:432mm
- Nut Width: 42.0mm
- Year:2015