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浜松市楽器博物館

先日、浜松にある楽器博物館に行ってきました。世に博物館は沢山あるけど、個人的に本当に楽しめるところはそうはありません。これまでは自動車や鉄道関係の博物館が好きだったんだけど、この楽器博物館は同等かそれ以上。何が展示されてるか下調べ無しに行ったんで、「えっ、こんな楽器があったんだ」っていう発見と驚きや、歴史や美術的な美しさに浸る感動など、個人的に大ヒットでした。時間が足りず、もっとゆっくり見たかなったって思ってるので、機会があればもう一度足を運びたいと思ってます。

 

当日見た中から、僕がいいな・すごいなって思ったものをいくつか紹介したいと思います。結果的に鍵盤楽器ばかりになっちゃいました。 



①ピアネット

1923年頃のすごくちっちゃいピアノ。ヤマハの前身の日本楽器製造株式会社製。「ピアネット」っていう名前なんだけど、こういう名前を付けるのがヤマハらしいなって思います。


 

②山葉

ヤマハって昔は漢字で書いてたんだね。これ見たとき、すごく物知りになった気がしました。


 

③足踏み式オルガン

僕が通ってた小学校にもありました。写真は1935年頃の物とのことで小学校に有ったのに比べるとすごくエレガント。よく見ると鍵盤の上に「イロハニホヘト」って書いてあるのが時代を感じます。「ヤマハオルガン」の字体がいい感じ。


 

④エレクトーン??

1960年以前の電子オルガン。エレクトーンってヤマハが発明したものだとばっかり思ってたら、僕が無知なだけでした。これ、エレクトーンそのものだよね。


 

フェンダーローズ

言わずと知れた名機「フェンダーローズ」。今どきの電子楽器からすると安っぽい音って言えなくもないけど、誰にも似ていないフェンダーローズの音がいいんですよね。


 

⑥ドンカマチック

ドンカマチックって名前、聞いたことあるような無いような。デジタルとアナログの中間っぽい所が魅力的。音聞いてみたい。

以下解説文より。

 

国産初のリズム・マシン。名称はバスドラムの「ドンッ」とクラベス(ラテン音楽の拍子木)の「カッ」と「オートマチック」の合成語。通称「ドンカマ」。京王技術研究所創立者の一人であるアコーディオン奏者長内田端(おさないただし)氏が、バンド演奏並みのドラムス演奏がつけられないかと考えたことから生まれた。価格は280,000円。今で言うと300万円くらいか。今でも業界では「リズム・マシーンでリズムを刻むこと」を「ドンカマ」と言う。ドンカマチック・シリーズは1975年くらいまで生産された。


 

⑦冨田勲のシンセサイザー

会場でこれ見た時、感動したね。一定年齢以上の知ってる人は知ってる 冨田勲が使ってたシンセサイザーですよ。「月の光」とか「展覧会の絵」とか「惑星」とか、アルバム聞きまくりました。冨田さんが一人でプログラミング・多重録音して作り上げたサウンド。今では PC1台あれば出来ちゃうと思うけど、当時はものすごい衝撃を受けました。パッチケーブル使って音作るみたいなんだけど、すごいな。


 

⑧デュオ・ピアノ

写真だとわかりづらいけど、向こうとこっち、二人で弾くピアノです。こういうのあるの初めて知りました。そりゃそうだよね、これ普通には売れないもんね(笑)


 

⑨ギター

一応ギターの歴史っぽいのも載せておきます。おまけ扱い(笑)。最初の1枚、アップになってる楽器。これを演奏している動画が見れるんだけど、とってもいい音してました。


 

⑩楽器体験コーナー

最後に動画を。
楽器体験コーナーっていうのがあったので、ハンドベルで遊んでみました。曲は「海の声」。ギターも置いてあったけどさすがに弾きませんでした(笑)