今年の春、あるイベントがあって高校時代のバンドメンバーと二十何年か振りに再開したんです。みんなで飲みに行って盛り上がったきた頃、リーダーだったT君が一言「またやってみない?」。想像もしていなかった一言だったけど、バンドの思い出も蘇ってきて、じんわりとワクワク感が出てきました。とは言え、みんな仕事やお母さん業やらで結構忙しいし、高校卒業後、楽器をやってたのは僕ぐらい。この歳でバンドなんて出来るのかなっていう気持ちのほうが大きかったかな。それでもリーダーの強い想いもあり、まずはスタジオに行って遊んでみようかってことになりました。バンド再結成の瞬間です。こうやってリーダーはいつも僕らを引っ張っていってくれます。
しばらくの間はスタジオで音を合わせて楽しんでたんだけど、そこに、ある楽器店主催の発表会への参加の話が舞い込んできたんです。教室の生徒さんの発表会的なものではあるけど、会場はジャズで有名な赤坂のライブハウス「B flat」。自分たちだけじゃ絶対出られないような場所。発表会というよりはライブっぽい。これは出ない手はありません。
演奏は1曲だけということで、曲は「糸」に決まりました。高校時代は僕はエレキギターを弾いてたんだけど、当時ベースを弾いてた女性がもう今は弾けないって言うんで、僕がベースを弾くことに。
そして本番の日。高校時代のバンドが30年以上のブランクを乗り越えて再結成っていう話題もあって、会場のみなさんも暖かく見守ってくれた感じです。
今回は生ピアノにキーボードを加えた編成にしたんだけど、女性二人がすごく練習したみたいで、きれいに決まってました。ドラムは長年のブランクを感じさせない演奏。リーダーでボーカルのT君も練習の時とは打って変わって本番は上手かった(笑)
そんな感じで何とかカッコつきました。高校の頃はテンポ走りまくったり、楽器のバランスめちゃくちゃだったり、脇役であることをわきまえずに大声でコーラス唄っちゃったり(僕です)、若さ丸出しだったんだけど、長い年月を経て大人の演奏になりました(笑)
動画を撮ってないので音だけだけどアップします。但し、ボーカルの許可を得てないので、エンディングだけにします。これじゃ上手いか下手かわからないでしょ。うん、いい感じだ(笑)
高校時代の仲間との久しぶりの演奏、そしてアフターのお酒、幸せだね。バンドのみなさん、おつかれさまでした! 楽しかったです♪