<アレンジメモ:Shine>
ソロギターのアレンジで、メロディーをオクターブで弾くパターンが時々出てきます。「Shine / 家入レオ」のアレンジでも、これを取り入れてみました。メロディーをオクターブで弾くメリットは大きく2つあると思っています。
まずはメロディーがはっきりすること。特にストローク系のアレンジだと、伴奏(コードストローク)の音が大きくなるので、メロディーが単音だと埋もれてしまうことがあるんですよね。そこでメロディーをオクターブにすると、伴奏に埋もれることなくメロディーが浮き上がってきます。ここぞっていうメロディをオクターブにすれば、その部分が曲のアクセントにもなります。
2つ目は左手が簡単になるパターンがあること。例えばベース音が6弦開放、メロディーを1弦で弾くパターンがあったとします。これをストローク系のアレンジでやる場合、2~5弦が綺麗な和音になるように左手で押さえないといけなくて、左手の運指が難しくなっちゃいます。一方、メロディーをオクターブで弾く場合は、オクターブを押さえている左手の指が、自然と他の弦をミュートする形になったりして、比較的簡単なフォームで余計な音を鳴らさずに、ベース+メロディー(オクターブ上下)の3音を響かせることができます。またDADGADやCGDGBDのオープンチューニグだと1弦と4弦で同じフレットを押さえればオクターブになるので、これを使うと運指が簡単になることがあります。
今回はこの2点について動画にしてみました。これは面白くなかったかな。とってもニッチな話になっちゃいました。
動画の中でチューニングが「CGDGCD」と表記されていますが「CGDGBD」の間違いです
「Shine / 家入レオ」 フル演奏動画