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FISHMAN Rare Earth Blend

 

マグネティックピックアップにコンデンサーマイクが付いたもの。アクティブタイプ(電池を使うやつ)なので、DI/プリアンプを使わずに、このままミキサーに入力したり、ライン入力で録音することも可能です(録音した後にイコライジング等の調整はしたほうがよいと思います)。マグネとマイクをブレンドしてモノラル標準ジャックで出力する方法と、マグネとマイクを2chに振り分けてステレオ標準ジャックで出力する方法とがあります。但し、どちらにするるかはピックアップを配線する時に決めなければいけないので、随時変更することは出来ません。前者のモノラル出力する場合は、ピックアップ横についているダイヤルでマグネとマイクの音量バランスを調整出来ます。1ch入力しかないアンプ・プリアンプ・エフェクター等に接続する場合は、こちらを選択します。2ch入力が可能な機材があれば、後者のステレオ出力を選択して、Y字ケーブルを使って2ch入力することで、機材側でマグネとマイクを別々に調整できるので、凝った音作りが可能になると思います。

 

ギターのボディーエンドを加工して、エンドピン部分に出力ジャックを装着するのが、ギターの取り回しにはよいと思いますが、ギターを加工せずにピックアップからコードを外出しで使うことも可能です(そのようにして使えるジャックが付属している)。僕は複数のギターで使いたいので、ピックアップは固定せずに必要なときに取り付けるようにしてます。

 

YouTubeにアップしている「Legend」なんか聞いて頂けるとわかると思いますが、マグネの音は低音も良く拾ってくれて、僕は Rare Earthのマグネ、好きです。でもマグネだけだとやはりエレキっぽくなってしまいますよね。そこでコンデンサーマイクをブレンドするとシャキっとした生っぽさが出るので、爪弾きスタイルの曲やバラードなどにはぴったりなんじゃないかと思います。ライブでのハウリングがどうかが気になる所ですが、まだ Rare Earthを大音量で鳴らしたことがないのでこれはわかりません。

 

尚、コンデンサーマイクをボディーの中に入れる形になるので、どうしても少しこもった音になってしまうのは仕方ないですかね。ストローク系の曲だとこの点が少し使いづらいです。ステレオ出力して、マグネとマイクを別々にイコライジングするとよいと思います。ということもあって、僕がストローク系の曲を宅録する場合は、Rare Earthのマイクの音はあまり使わずに、ZOOM H4nで外から録った音を加えるようにしてます。Rare Earthのマグネとのミックスで、とってもいい感じになります。

 

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